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サックス 敦

*今日のつぶやき*(1/6) 部屋で育てているギンモクセイが開花中で、香りに癒されています 敦

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永遠に続くラストノート

昨日で、私はジャズとの関わりを断った。
昨日というのは、長年所属したビッグバンドでのライブ演奏の日デシタ。
演奏後、今日で辞める旨を代表の方にだけ伝えて静かに帰ってきた。
ようやく自分の中でけじめがついた!

辞める理由を訊かれたけど1つではないんだよね…。
むしろ楽しい思い出ばかりだし、自ら辞めることになるとは、
つい数か月前までは自分でも思いつきもしなかった。

結局は常に自分の中にあった音楽上の違和感をクリアにしたかったのかな。
伝える土壇場になって「言うのはやっぱり次回にしようか…」などと迷いが出たけど、
辞めた事に悔いはないemoji

このビッグバンドはアンコール曲を『Sing, Sing, Sing』で締めくくることが多く、昨日もそうだった。
プロの若手ジャズミュージシャンの方々が多数在席されており、
リハ時はどの曲もアーティキュレーションはもちろんのこと
楽譜上のあらゆる指示を全員で細かく、細かく、合わせてきたけど、
『Sing, Sing, Sing』の一番最後の1音だけは皆さんなぜか
譜面上の音価以上に伸ばすんだよ。

誰も打ち合わせたわけではないし、楽譜に従うならば短い音にしなければいけないハズ。
という音なんだけど、そういう私もなぜか伸ばしていたemoji

たぶんそれは…これが最後の曲だから。名残り惜しいから。
その最後の音を止めるということはライブを終了させることであり、
お客さんとの楽しい時間が終わり、メンバーとの別れが近づく事を意味するから。

昨日はとくに皆さん長かった(笑)
いつまで続くのだろうかと心配になるくらい長かった。音と一緒に気持ちが伝わってきた。
私も、最後の音をいつまでも止めたくないと思った。とくに今回は。
永遠に音が止まず、このライブも永遠に終わる事などない気が一瞬した。

…心の中ではあの音が今もずっと響いてる。きっとこれからもネemoji

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