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サックス 敦

*今日のつぶやき*(1/6) 部屋で育てているギンモクセイが開花中で、香りに癒されています 敦

オルフェとチャップリン

今日は映画を2本みた。1本目が『黒いオルフェ』。この映画はもう説明不要でしょう…、朝っぱらから泣けた~。子供の頃からずっと気になっていたのに、実際に観たのは初。何で今まで観なかったのか自分でも不思議だけど、今思うとこの歳になってしかもこのタイミングで観たからこそ、意味があったのかも。残酷なほど現実的で、でもどこか幻想のような物語。それを激しいサンバのリズムと、ボサノバの悲しげな響きで紡いでいる。観終わった後も余韻が残る…。ボサノバってボソボソした歌い方で地味だなぁと思ってたけど、こうして映画で聴くとそれが歌詞にはピッタリだったんだなぁ。力強く張り上げるような歌い方は似合わないな。
ちなみに、個人的にブラジルには昔からかすかな縁を感じているので、死ぬまでに一度は訪れるんじゃないかという予感がしている。

2本目は『モダン・タイムス』。そう、チャップリンの作品。子供の頃にTV放送で観ていたが、大人になってまともに観たのはこれが初めて。チャップリンとかMr. Beansとかドリフとか、こういう種の笑いってスキだなぁ。最近の漫才界主体のネタはウルサイだけでちっとも笑えない私デス。古いのかな。チャップリンの笑いは、おかしいだけじゃなくてなんか泣けるー。チャップリンの笑顔が慈悲に溢れているというか。『モダン・タイムス』のラストシーンで、悲しんでいるヒロインを元気づけようとチャップリンが「Smile...」と呼びかけ微笑む、その表情に泣けた~。そしてバックに流れる曲は「Smile」。作曲はチャップリン本人。

明日は、この2本の映画から1曲ずつ、演奏してきまーす。どちらも何度となく演奏してきた曲だけど、また新たなイメージが見えたカナ。それを演奏に表現する力のない自分が歯がゆいが(^^;)
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