魔法使いの本や映画を観ると、
そこには必ず「魔術の書」が登場する。
アレ欲しいよね
でもフィクションだ…。
(ネットで検索すると、海外には実際にあるようだが
)
子供時代に誰もが一度は読んだであろう忍者の本には
必ず秘密の「忍術の書」が登場する。
これは実在の本だ。
それがこの、「万川集海」(萬川集海)。
江戸時代に書かれた、有名すぎるほど有名な書。
幼い頃からの憧れであったこの秘密の書物を
実際に所持できる日がくるとは!
子供時代の夢を叶えるという、ロマンだけで衝動買い
この5月に発売されたばかりの現代語訳版。
辞書ほどの厚さがある本書の前半は読みやすい現代訳で、
後半は原本の複製という構成。マニアにはたまりませんな。
パラパラっと適当に飛ばしながら少し読んでみたところ、
「眠りが浅い人か深い人か」を外見からおおよそ判断する方法に目が留まった。
ちょっと紹介すると、若いか老人か、痩せか肥満かによって違い、
また性格や日頃の生活態度からも判断できるという。
その根拠も説明しており、
どこまで医学的に通じる話なのかは分からないけど
少なくとも私にはよく当てはまった
もちろん、武器や忍具、兵法の解説もあるけど
個人的にはその部分よりも、現代にも応用できそうな
サバイバル指南書的な解説部分がすごく面白いと思う。